授乳期のとくべつさから

自分は授乳をおえて、そろそろ1年。
ここでまた、授乳期の母親の、
生きものとしての傾向にハッと気づく。


たっぷり3年近く授乳した自分でも、
ついうっかり、みすごしそうになる。
具体的な感覚は、すっかり忘れてしまった。
ただ、文字にして記録したり、
ことばにして語ったりしたことが、
知識のように記憶に残っている、という感じだ。


主に、妊娠から子の乳幼児期にかかわるボランティアの活動に、
ひと段落つけようとしている中でのこと。




当事者は、おおいに語るべきで、
専門家は、当事者が臆せず語れるよう、
技術や、一般にわかりやすい論理的な裏付けで、
その場を守ることができたらいい。


当事者の感覚と、そうではない周囲の営みをつなげること、
そのズレに調和をもたらすことは、
なかなかに難しい。


このことは、この例に限ったことではない。


自分にどんな嗜好と特性があって、
どういうふうに動きやすいのか、
そこから、何が無理なくできることかがわかる。


誰にでも、今すぐにできることがある。
感じていることがあるならば。