しっかり歩けるようになる頃までだ、やっぱり



母乳は、やっぱり、ダラダラあげる続けるようなものじゃないと思う。
いつ書こうかと思っていたが、今がそのときだ!


心の栄養という要素も確かにあるけれど、程がある。
自分の足でしっかり立って、行きたいところに動けるようになり、
自分の手で食べ物をつかめるようになるころが程よい頃合いだと思う。
今になってみると、キッパリ、そうだと感じる。


そして、矛盾するようだけれども・・・
だからこそ、我々には、今まで必要だったのだとも思うんだ。
そして、小学生になるまで飲んでいた、というようなケースも、
それはそれでやっぱり意味があるんだよね。


消化の問題も、単に、機能だけの問題ではない。


子供の感覚ってほんとうにすごい。
おにぎりだけ、とか、ゴハンと汁だけ、とかの食事から脱して
最近は何品か並べてみているんだけれど、
そうなると、その食べ方のセンスに驚くことが多いんだよなあ。


ちょっと傷みはじめていた野菜だとか、
あたため直したものだとかは、口にいれもせずにさける。
3時ごろに炭水化物系のおやつをたくさん食べた日には
夜にあまり米を食べなかったり。
うっかり外で甘い物をもらってしまったときなんか、
塩をなめたがったり、梅干しやタクアンをほしがったりする。
そうとう勉強になって、感心するばかりなんだ。


だからね、なかなかオッパイから離れない、というのも
それはそれで意味があると思うんだ。


誰もが、歩けるようになるころ、とされている1歳前後を目指して
少しずつ食べることに慣れさせて、授乳回数をだんだん減らして・・・
というのも、やっぱり違うと思う。


結果として、
歩くようになったらパッとオッパイから離れた、
昨日までしっかり飲んでいたのに、やめるとなったらキッパリで、
急にゴハンをもりもり食べるようになった・・・


そうなるような育児ができた人というのは、
母子ともに無理がなく、ほんとうに素直に乳児期を過ごせたケースかなあ。


母乳のことは、妊娠・出産・育児まわりのことのなかで
最も興味深く、カラダのすごさを実感させられたことだった。
だから、いまだに母乳育児支援にまつわることに
首をつっこんでいたりもするのだけれども。
それは、今の時代にあったガイドがないなあ、と感じたからでもあり、
なるべくたくさんのケースにあたってみたかったからでもあり・・・


そんなふうにイロイロ考えながら続けて来た授乳生活にも、
とうとう潮時を感じる最近なんだ。
しんどいと思ったことは、はじめてではない。
でも、カラダから、いわゆる “ 生理的に ” 潮時かも、
と感じたのは今回がはじめて。


1歳半近くなってようやく歩きはじめたボウズは、
この夏、グン、と背筋が伸び、実際に身長も伸びて
カラダの使い方もだいぶん安定してきたところだ。


たぶん、か~さんの方がしっかり意識して
はじめの “ 自立 ” に立ち会わなければ・・・
そういう時かなあ。
我が家は、2歳半でやっとそこまできた。