住む場所の選びかた



出会ってからかれこれ一ヶ月以上たって、
やっと内覧にこぎつけた新しい部屋候補。


図面を何度もみてシミュレーションしていて、
実際に計測したら畳のサイズの都合上、
それよりほんのちょっと予定より広いぐらいだったのに、
体感としてイマイチ開放感が足りない。


いま住んでいるところの同じ和室6畳とくらべて、
どうもやや手狭に感じるのはなんで?


その秘密は、天井の梁のでっぱりにあった!
RC造で角の部屋ということもあり、隅の柱のでっぱりも
結構な圧迫感だけれど、
それよりなにより、天井なのだ。
一段下がっているところが多いということが効いている。


やっぱり図面では計り知れないことがあるんだよね。
ま、親切な図面だと点線でそういうのも記入してある場合があるけど、
そのなかに入っての感覚は、なかなか、
つかめないものだ。


実際に住むとなると大切なのは、もちろん、
図面上のサイズの大小ではなく、体感。
窓からの景色や窓の位置、サイズもかかわってくるしね。


いま住んでいる部屋が狭いけれど開放感があったのは、
出窓や窓の位置、ビルも隣の建物もみえるけれど、
それ以上に適度に空が見えて、見通しが良いことによったんだな。


もしこれが、購入検討物件だったなら、
キャンセルを考えるほどの大きな問題だよな。
5年程度住んでみようと思っているところだから
他の条件との兼ね合いで、今回は仕方ないですむけど。


もちろん、自分がどういう生活をするかによって、
気になるポイントは変わってくる。
子供を実際、育てはじめたりしたら、
まだどんどん重要ポイントも変わってくるだろう。


実家もわりと引越が多かったし、
一人暮らしでも二人暮らしでも部屋を自分で検討する機会が多く、
だんだん経験値があがってきているなと思う。
それでもやっぱり、住むようなところは、
実物をしげしげ、できれば数回みないと、
生活するスペースとして想像できないもの。


既成の新築マンションとかって
みんな良く、ポンっと買えるな~~!
とつくづく思った今日だった。
ま、お金が余ってたり、飽きたら買い換えられる人とか、
リフォームがんがん出来る人とかなら別ですけどね。。。


自分のこれまでの経験を整理して、
見逃している視点を得るのになかなか良かった本がある。
今回探したのはどんなに長くても10年以内であろう仮住まいとはいえ、
家族が増えることもあるから、
購入物件のつもりでいろいろ考えたかったので参考にしてみた。

永住できるマンション

永住できるマンション




チェックポイントとか、自分でもまとめてみたけど
再確認するのに非常にわかりやすかった。
網羅してあるので、そこから自分の見方に戻して、
優先順位をつけてチェックするような読み方ができる。


購入予定の人は、後半の管理の部分が
とても参考になると思う。1997年の本だけれど。
阪神大震災で起きた問題にも触れながら具体的に書かれている。