夢の暮らし・・・



獲物を探すように動いて探りたい気持ちと
落ちついて日と月のリズムに沿って
たんたんと、静かに過ごしたい気持ちと


誰にでも相反する欲求はあるのだろうけれど
自分のなかの揺れ幅の大きさに
産後あらためて気づいた。



そんな育児中の今、
後者の気持ちにあう住まいをみつけちゃって!
それは古い、木造の、平屋の一軒家。
畑仕事可、ダイコン干してタクアンだってつくれそう、
外に水道もあって・・・
子が家のまわりで自然とたわむれる姿もうかぶ家。


  雨の日は広縁で書き物や描きものでもして
  縁側で豆のさやを子と一緒に外したりして
  洗濯を干す間も子は砂利で遊べて
  隣の家のおじいさんが
  トマトをもいで、おやつにくれるんだ


自分のなかの静の部分がチクチクして
見学に行ったら、ほんとうにトマトをもらってしまって
帰り道、子を抱きながら泣きそうだった。



あそこに住んだら、○○ができる・・・


でもね、そう思ったこと、
よく考えたら、今の住まいでもできるのだ。


畑仕事だって、かりられるところが結構ある。
地場野菜やさんはあちこちにあるし
近所の老舗のお店の人たちなんか
子を通してすっかり、顔見知りだし。


気密性の高いコンクリートの部屋は
こもっていると息が詰まる、それはたしかに、
そう感じるのだけれども。


妊娠後期にあわてて引越して、
育児におわれるなか
色々な日常にやっと慣れてきたところ。


ここらで、ちょっと振り返って
日常の見直しをしてごらん、
そんな機会だったのかな、これは。


環境を変えるのもあり、
変えないで工夫するもあり。
夢のくらしって
やろうと思えばできるのかもね。