いのちはめぐる?

米も麦も野菜も、
そして
卵もお肉も。


ぐるっとまわると
み~んな、
育てて出荷している
地域にいる。


加工したての
少しも変色していない
脂身が真っ白の
切り落とし肉をみて
農場をみて


はじめて、ちゃんと、
毎日毎日、切り落とされる
肉の、もとのことが
はっきりイメージとして
浮かんだ。


絵本とか、映画とか、
いろいろで、
何度もみたことあるし、
鶏なら、
さばくところも
知っている。


何で実感がわくか、
わからないものである!


わたしの場合は、
やっぱり、
育つ場だった。
それがどういうことなのか、
自分事として
カラダの感覚のように
とらえられたのは。


なんでも、
いつだって、
そうだった。


毎日毎日、
それを食べている人が
どれだけいるか。


スーパーに、
パッケージされて
おかれている肉が
どれだけあるか。


車で道を走っていて
電車の中から窓の外を眺めていて


どこまで走っても
ずっとずっと
家並が続くとき
こんなに、家があって
みんな人が住んでいる、
ということにも
けっこうしょっちゅう、
ある意味、
ゾッとしたりする。


グーグルマップの
航空写真で
世界地図を旅していても
どこまでも、
人がいることに
何度も驚く。


それらの人々は、
みんな、
食べているのだ。