やっぱり、離れたほうがイキイキの子もいるのね、しかしボウズは



自分が、ボウズと一緒に遊んでいる様子、
ボウズがなかなか母から離れられないことは、
客観的にみてどうなのか。


もはや3歳9ヶ月にもなっているので、
はじめての子だとはいえ、
自分が妄信的になっていないかどうかは、
冷静に判断できている、とは思っていた。
が、これまで、このぐらいの子どもと
真剣につきあった機会はほとんどなかったから、
やはり、他人の目がほしかったんだよね。



保育者、という立場の人と、
子の個性を感じてもらいながら、
はじめて、じっくり話をした。


園えらびにさんざん時間をかけておいて、
それがはじめて、というのも、どうなのか!(笑)
いや、子どもをたくさんみている、という人なら、
2年つづけている親子教室の先生という、
信頼できる身近な人が、他にいたからなんだけどね。


それ以外は、本だとか、講演会だとか、
ちらっと触れたときの言葉だとかだけで、
母子ともにしっかりみてもらって、
ということは、なかったという話。



なんにしても、子を預ける、というのは、
小学校前ぐらいの子のことならば、
子の問題ではなく、親自身の在り方の問題だ。
どんなにステキな園や保育者に出会っても、
その人や園の在り方と、親自身の在り方に、
本質的に通じるものがなければ、
それは「型」をなぞるようなことになってしまう。
…というのは、自分がそう思う、ということなんだけれど。


というわけで、保育者の人と、どんな話ができるか、
それはとっても、意味があると思うのだ。



そうじゃないかな、と思っていたんだけど。
3歳ぐらいでも、おかあさんと離れたほうが
イキイキと良く遊べる子も、いるのだ。
このあいだの親子教室でも、それを感じたばかりだったので、
自分の感覚とあわせて、はっきり納得できる話が、できたんだ。


「離れてしまえば、それはそれで、その場を楽しむ」
ということでなくて、イキイキと遊んでいても、
おかあさんが入ってくると、急に声がでなくなったり、
動きが縮まったりするようなことが、あるらしい。


では、それならばどんどん預けたほうがいいか、というと、
そうでもないんだよね。


そんなようなところまで配慮してカバーしていたら、
まあ、幼稚園として認可されているような場では、
とてもじゃないが、経営が成立たないだろうなあ、と、
残念ながら、また思ってしまったのだけれど。



『その子それぞれの感じで、慣らし方もちがう』
ということは、そういうところまでみないと・・・
子だけでなく、母の個性や在り方もみないと、
ほんとうは、わからないところなんだろう。



で、我が家の場合は、というと。
だいたい、本質的な話ができる人と会う前には、
自分の中の妙な迷いは、なくなっているものだが。
やっぱり、今回もそのとおりで、
ただ、それがはっきり、
他の人の言葉で確認できた、という機会になった。