ひとりめとの違い



何番目に産まれるか、
何人兄弟の家に産まれるか、
っていうのは、どう考えても、
素質や使命と関係あるよな~。
3人兄弟につづけて出会っての感想。




あ、こりゃ、間違いなく歳下だ、
と思った3歳の末っ子クン、
じゃばじゃば流れる川の上の石を、
両手両足をつかって、果敢に渡っていた。
ボウズはじぃ~~っとみつめてさ。


川の飛び石わたりは、ボウズも大好き。
でもいまだに、手をつながないと不安で、
自分より歳下の子がいるときなんかは、
ちょっとだけ、慎重に、自分で渡るという感じ。


小学生のお姉ちゃんたちに囲まれたその子は、
子どもたちだけで遊びに来ていて、
濡れた足をタオルでふくのも、ぜんぶ自分でやっている。
側で親がみていたら、ぜったいに手をだしてしまうような、
バランスを崩した危うい場面も、
自分でなんとか持ち直してすすんでいた。



「えっとね、○月かな、あ・・・いや、違った、×月だ。」
真ん中は一番、カゲが薄くて、と、
べつの三人兄弟のおかあさんは、誕生月がすぐに思いだせなかった。
真ん中の子が、ボウズと同い歳。
とくべつにおおらかという感じでもなく、
どちらかというと気がまわりそうなお母さんなんだけど。


上ふたりが別々の幼稚園に行っていて、
末っ子は2歳の目が離せない盛りで、
送り迎えだけで一日のほとんどの労力を使ってしまうような
慌ただしい毎日だったそう。
引越しの予定が狂って、はやく転園させすぎたんだって。


「もし下の子妊娠なんかしたらさあ、幼稚園、休んじゃえばいいよ。」
その、送り迎えの怒濤の大変さをくぐってきた先輩から、
つぶやきを、たちまち吹き飛ばされる。
その視点は、ぜんぜん欠けていたよ!



ひとりめのボウズは・・・
目の前のことを自分なりに掘り下げないと進めない
しつこいか~さんの相手をしてあげなくちゃならず、
と~さんの不安も、あふれそうな愛も受けとめ、
初孫だから、オーママにおじ~さんおば~さんにも愛想をふりまき、
すでに、たいへんなお役目を果たしているんだなあ、って思ったよ。


か~さん、だいぶ子離れしてきたと思っていたけど、まだまだね(笑)。