安産祈願ー戌の日参りー



行くつもりはなかった。
しかし根っからの取材(?)好き。
やっぱり様子をみてみたくて、
安産祈願とやらに出かけてみた。
ちゃんと、“ 戌の日 ” に。


そんな行事があるとは、
妊娠前にはぜんっぜん知らなかった。
そういうことにマメな親もいないし。
お家柄によってはきっと、
お母さんやお姑さんがうるさかったりするのだろう。


ご利益のほどはともかく、
妊娠経過を家族で確認しあったり、
妊娠をあらためて意識して
落ち着いたり今後に思いをはせたり、
そういう機会にするには良いのかもしれない。


衆院選の投票をすませて、
お昼前に鎌倉へ。
せっかくなので、超有名な水天宮ではなく、
わりと行くことの多い鶴岡八幡宮近くの
「大巧寺(おんめさま)」にしてみた。
JR鎌倉駅東口を出てまっすぐ進んで
若宮大路の通りを渡ったところにある。


ちいさいお寺で、よくみるとクモの巣が光ってたりもするが、
庭にいろいろな、そこらへんでは見ない植物が
ちょうどいい塩梅の雑多さで植えてあった。
かわいらしい感じ。
赤が鮮やかな水引も久々にみた。
このお迎えにはなごませていただいた。


さすが日曜の戌の日とあってなかなかに混んでいて、
対応されているのはお一人なので
数人並んでいる感じ。
自分が並んだあとには、もう少し増えていた。


2,000円で名前と住所と予定日を伝えると、
毎日祈願してくれるそう。
そして腹帯守と、お札と、
なにやら、安産の妙符なるもの、そして麻紐をいただく。


おもしろ~~~い!
妙符は、ごまつぶほどの小さな、赤い粒で、3粒あって、
しかるべきときにそれぞれ飲むと書いてある。


そしてこれらは、無事安産を果たした折、
お礼参りにて返納するのだそう。
お礼とは、アレですね、もちろん。
むかしはお米だったのでしょうか。
御供米袋なるものを渡されているので、
それにお米か代金を入れるのだそう。


それらの由来なんかについて、
詳しく記したものを入れてくれるとか、
口頭で説明してくれたりすると
もっとうれしかったのになあ。
混雑してたからか、
名前や住所の漢字も口頭で伝えて、
だいぶ適当だったのがちょっと気になる・・・


戌の日ではない日に行ったら、
ゆっくり話が聞けたりするかもしれない。


いやあでも、ほんとうに
知らないことがたくさんあるからおもしろい。