今日も場の話


久しぶりに
出戻り!?の子が
違う立場で
メンバーに加わって。

当時は
いちばん若い子だったけれど
もうピッカピカの新人が来たから
ちょっと年寄りになってて。

いちばん下で
アイドルだった頃とは
違うであろう感覚と
しばらくぶりの距離感に

はじめ少し
戸惑っている様子を
みせていて

こちらも
ハッ、としたりもして。


そこを

いちばんの年長で

脇役的ポジションから
いつも キメ の
大事なひとことや
誰もが思い出せない知識なんかを
サラッと投入してくれる人が

すかさず

とてもツボなツッコミで
たちまち
元のその子として
受け入れる雰囲気にしてくれて


新旧も
関わり方の密度も
関わっている年数も

どこから来ているかも
持っているものも

まるで違う人たちが

一緒に動いて
発見して

無邪気に楽しんだり
なんだろう、って
知恵を出し合ったり。


わさわさ動いて
落ち着くと

また絶妙に

ちょっとトボけた
質問をする
いつもモードの変わらない
ひょうひょうとして
安心できる人が

全員で安全に話せるテーマを
ぽん、っとそこに
おいてくれた。


それぞれのメンバーに
蓄積されたこと、

今日起こったこと、

そのどちらからも

メンバーに共通する何かを
ひょい、っとすくいあげたような
そのテーマに沿って


それぞれが
それぞれの種として
受けとるもののある

話が交わされた。


ここはこう、っていうルールは
ほとんどないけれど
この場だからここだけは、
っていう抑えがある、

ということが
話の背景で援護していた。


動機や
そこに向けるエネルギーの度合いは
それぞれのままでいい。


それぞれに
この場よりも
もっと大きなまとまり、

社会とか日本とか世界とか地球とか・・・

そういうことを意識して
動いてきた経験もあって

それは持ったまま

でも引き出しに
しまっておいて


いつも新しく
その場に向かう・・・




そういうことって
誰かが説明して
お願いして
やることじゃないんだな。


はじめは
ほんの何人かでも
一人でもいい。

その場に
そういう意識を向ける人が

増えれば増えるほどいい。


そうこうするうちに
安心して集える場として
場も、育っていく。


それぞれのまま
それぞれの種を育てる場になり

ある程度育ったなら

きっとそれは

他の場所にも
持っていけるものになる。