絵本にまなぶ
『おかねもちからは10えん、
ちゅうくらいのかたからは5えん、
びんぼうなかたからは1えん』
『びょうきのかたや、
からだが よわくて
こまっている かたには、
ただで その にんじんを
あげました。』
図書館で、と~さんとボウズが借りて来た
加古里子さんの絵本より。
今週、毎晩読まされているんだけれど。
・・・つい、読まされている、と
書いてしまう感じなのだけど(笑)。
その表現の部分には、なんだかちょっと…。
そうだよなあ、そういう価値交換の姿のほうが
うなずけるよなあ、と、毎回、思わされる。
毎回、ハッとしちゃう。
それから、この絵本でも、ほかの絵本でも、
自分が苦しい目にあって、
悪いことをしなくなる、良い人になる、
という話がよく出てくるよなあ、と。
こんなにみんな、ちょっと苦しい目にあって、
すぐに心を入れ替えることができるなら、
簡単だよなあ、とか思ったり。
ボウズがその絵本たちを気に入っているのは、
ぜんぜん他の観点からなんだけどね。
詩みたいなところをリズムつけて読んだり、
にんじん育ててお店やさんやったり、というね。
他の絵本でも、やっぱり、音、リズムのおもしろさとか、
自分の毎日と通じるところのあることだとか、
やっぱりオナラとかウンチとかの下系だとか(笑)、
絵そのものが不思議で興味をひかれる、とか、
まだまだ、そういうところなんだけど。
でも、もう3歳半、ちょっと、物語を
意識したくなってきたかもなあ。
このよこしまな大人のか~さんの感性、
ボウズ目線に近づけていかないとなあ(笑)。