絵本にまなぶ



『おかねもちからは10えん、
 ちゅうくらいのかたからは5えん、
 びんぼうなかたからは1えん』
『びょうきのかたや、
 からだが よわくて
 こまっている かたには、
 ただで その にんじんを
 あげました。』


図書館で、と~さんとボウズが借りて来た
加古里子さんの絵本より。にんじんばたけの パピプペポ (かこさとし おはなしのほん( 8))



今週、毎晩読まされているんだけれど。
・・・つい、読まされている、と
書いてしまう感じなのだけど(笑)。


その表現の部分には、なんだかちょっと…。
そうだよなあ、そういう価値交換の姿のほうが
うなずけるよなあ、と、毎回、思わされる。
毎回、ハッとしちゃう。


それから、この絵本でも、ほかの絵本でも、
自分が苦しい目にあって、
悪いことをしなくなる、良い人になる、
という話がよく出てくるよなあ、と。
こんなにみんな、ちょっと苦しい目にあって、
すぐに心を入れ替えることができるなら、
簡単だよなあ、とか思ったり。


ボウズがその絵本たちを気に入っているのは、
ぜんぜん他の観点からなんだけどね。
詩みたいなところをリズムつけて読んだり、
にんじん育ててお店やさんやったり、というね。
他の絵本でも、やっぱり、音、リズムのおもしろさとか、
自分の毎日と通じるところのあることだとか、
やっぱりオナラとかウンチとかの下系だとか(笑)、
絵そのものが不思議で興味をひかれる、とか、
まだまだ、そういうところなんだけど。


でも、もう3歳半、ちょっと、物語を
意識したくなってきたかもなあ。
このよこしまな大人のか~さんの感性、
ボウズ目線に近づけていかないとなあ(笑)。