芸の道・・・



ものすごくワクワクしたきもちで、
“ 鑑賞 ” ならぬ、“ 参加 ” できたのは、
特に、ボウズの踊るココロが側にあったから!?




か~さん、人生でもっとも、
大道芸を楽しめた。
泣きそうになるぐらい、心が動いた。


貧乏性というか、なんというか、
くつろぎベタなか~さんは、
ストリートパフォーマンスの類だとか、
街角無料イベントの類いをあじわうのが
ちょっぴり苦手な感じでさあ。
落ち着けなくて・・・



はじめに、ゴハン食べながらなんとなく観たのは、
クロバットパフォーマンス系。
筋肉の美しいおにいさんが、はぁはあ言いながら
ドジとキメのリズムで魅せるタイプ。


「こわぃ・・・」
とつぶやいていたから、
あれ、ダメかい、と途中で移動したんだけど。


移動の道中、歩道脇の柵だとかにつかまって、
片足をあげてみたりするんだ、これが。
はじめは「?」だったけど、
そうか、コピーしてるんだ、と気づく…。


そのあとは、パントマイム系に行き着いた。
とぼけた表情やしぐさで、
手品みたいな小技も盛り込んで
観客もリズムよく、巻き込む感じのもの。


最前列に座って、手拍子も入れて釘付け。
か~さん、そこで、ドキドキしてきたのね。
ちょっとした工夫で人生を10倍たのしめる感じというか、
人間関係の織りなす悲喜こもごもの妙とか、
自分が今ここにいる不思議とか、
そういうことが、ナゼか、ありがたく感じられて?
大道芸って、そういう良さだなあ、と、
はじめて、じっくり、味わえてさあ。




いつこっちにくるか、と思ったら。
たぶんボウズも、半分腰が浮くぐらい、きっと、
なにか参加していたがっていたところに・・・
小道具を、鼻先に、つきだされて。


それまでじっとみていたことを、
瞬時に行動にうつせたんだよねぇ。
ちゃんと、演技に加われた。
流れが途切れないテンポで、
か~さんの顔もみずに、
さしだされたソレに何をすればよいか、
しっかりわかって動けていた。


か~さん、それでまた、ドキドキわくわく、増進。


家に帰って来て、夕食後の家族の一番ゆったりした時間に、
ボウズが、それを、やりはじめた。
自分で鼻歌的にBGMもつけながら、
ず~っと小刻みにリズムとって動きながらさあ。
そのへんの積木だとか遊び布だとかを、みたてて、
大道芸のコピー芸をやりはじめたんだよねぇ。
表情だとか、決めポーズなんか、完コピ!(笑)
いやあ、びっくりした。


またしても、
「か~さんとと~さん、ソファに座って」
「(ビデオ)カメラ、こっち向けて、おいといてね!」
なんてさ。


コワかった、最初のマッチョなに~さんの芸も、
織り交ぜていた・・・
ちいさなイスからジャンプしてみたりだとか。
手をブルブルふるわせて、持っていたものをわざと落としてから
落胆してつっぷしてみたりとかさあ。


あんまりオモシロすぎて、寝るのが1時間ぐらい遅れたよ。
びっくり、びっくり。
好きなんだなぁ、ステージもの・・・


いやあ、一緒にでかけるのがまた、
ますます楽しくなってきたよ。
ボウズの目線、感性をわけてもらいながら、
子どもの気持ちになって、
いろいろなことが楽しめる。
それこそ、育児道の宝物・・・