産後3年、ひと区切り?



この3年、自分の行動を振り返って
その動機となったエネルギーはなにかと問えば、
タテマエでなく本心は、何だろう。


子の育ちっぷりもあって、
これまでになく
なにかひと段落したような、
また大きく別の段階に進む前のような…
あるいは、ひとまわりして
またスタートに戻る、というような、
そんな感じがしている最近。
過去を振り返る機会があって
まとめの気づきがあったり、
繰り返しのような出来事があったり。


ひとつ、あるきっかけを思いだした。
かしこい母でありたい、
もっと知りたい、という方向性に
つながったかもしれないことを。


子が3ヶ月のころ、ほぼ全身に湿疹がでた。
しばらく様子をみて、それで問題もなかったけれど、
最後の最後で、近所の小児科を訪ねたんだ。


「これは…アレルギーだね。
 これからどんどん出てきますよ。」
その医者は、ちょっとみただけで、
きっぱりそう言い切ったんだ。
そのときの悔しさを、ふと思いだして。


妊娠中、なるべく頭でっかちをさけたい思いから
産後のことはあまり調べていなかったし、
乳幼児の面倒をみたこともなかった自分は、
子のことがわからないということが
不安というより、悔しかった。


アレルギーということには思い当たるフシがあったし、
その思いをぬぐえないままで小児科に寄ったから、
「アレルギーだね。」という言葉は
医者の言葉でなく、自分の不安の表れだったのかもしれない。


それでも、診断の難しいはずのアレルギーに関して、
3ヶ月の子を前にそんなことを言う小児科医がいる、
そのことに、色々な思いがウワ~ッと湧きあがったんだ。


妊娠前の、若い、もっとオバカな自分なら、
たとえば “ 心ない医師をなんとかしよう ” みたいな、
本質とは違う、わけのわからない方向で
熱を燃やしていたかもね(笑)。
さすがにそうはならず・・・
そう言う場を冷静に乗り切る知恵を
仕入れたくなったんだ、たぶん。


アレルギーまわりのことや、
母が自分自身の判断力で子をみるということ、
情報や知恵を現場で適切に伝達するということ、
そういったことを自分なりに深めたい、
そして納得して子に向いたい、
そんな方向に走ったことには、
きっとその体験の影響も大きかったんじゃないかな。


そして、そのおかげさまで、
経験値もたくさん増えたなあ、と思う。
つきあってくれた子のおかげで、
もはや力んではいない自分もいる。
そしてまた、繰り返しのようなときがきていて。


知恵は、仕入れに出向かなくとも、
自分の中にあるんだ、きっと。
ただ、眠っているから、起こさないといけないんだ。
そのきっかけは、必要なんだ。
そんな気がしているのだ。


さて、これから。
どう動いていけるんだろうな~。