食育バナシを聞いてみた



『食育』、猛烈に流行っているけれども、
どんな感じなのかイロイロ取材したい気持ちもあって、
育児支援団体のゆるめの講演会へ、子連れで参加。
意外と参加者が少なかった。
料理好きそう、とか、子がアレルギーで心配、とか、
熱心そうなヒトだけだったなあ。
そんなものか。


区役所で配られるような『モグモグ期』とかの表もあって
がっかりしかけたのだけど、行って良かった。
講義的な話は最近の状況など少しだけ、
質疑応答がメインの感じ。


乳製品、とくに牛乳に関してはみんな気になっているみたい。
冷凍食品の野菜とか、もちろん、添加物のことも。


調べたことのあることばかりだったけれど、
実際に子育て中の生身の栄養士さんの話は
やっぱり聞きやすかった。
しかも、一方的に壇上から語られるのではなく、
対話風だったから。


はっとしたのは、
調理法や、献立で、補い合うという考えのとらえ方。
いままでもそれは基本、と思っていたけれど、
どこか、細かい情報にとらわれていたかもしれない。


たとえば、ビタミンCは熱に弱いけど
アクはとりたいからゆでる緑の濃い野菜、
なんとなく食べても身になってない気がしてた。
でも、その野菜が優れているのはビタミンCだけじゃなく、
比較的、熱しても流れないほかの栄養素も多いからだったりするのだ。
だったら、その野菜のほかに、
生でビタミンCの多いものを組みあわせて食べたら良い。
もしくは、“ アク ” の、成分吸収を緩和する食べ合わせ
メニューをつくるとか。


バランス良く食べるって、そういうことだよな。
おなじものを食べ続けないとか。
栄養バランス表みたいなのとか、カロリー計算とか、
そんなことしてゴハンつくってたら楽しくないから、
イロイロ取りあわせ、を工夫して楽しみたい。


それから、
ほうれん草のおひたしにかつぶしをかける、なんてのは、
ややこしい知識以前の、受け継がれてきた知恵。
意味がかくれているんだよなあ。
そんな目で、定番メニューを見直してもおもしろいかも。


ますます、頭のなかは、食べることでイッパイ・・・