ついパイというのはクセなのだ



「おなかすいたんでしょ、おなかすいたらね、
 パイ、じゃなくて、ごはんたべたいって言ってね」
「お水飲みたいの? パイじゃなくてお水でしょ」
と繰り返すこと、数週間だろうか。


気づいたんだよね、クセだって。
それに乗っかってすぐに、しかもめんどうくさそうに
オッパイを飲ませてはいかんのだ。
・・・って、一歳ぐらいでオッパイおしまいする人々にとっては
今さら何言ってるんだ~ってことかもしれないが。


自我が出てきて、表現力もついてくるまで
授乳を続けていると、母子ともに、
ついつい、クセでオッパイに流れてしまうことがあるのだ。


めんどうだから、とか、くたびれて、とかで
そのまま流してしまうと、
つまり自分都合をダラダラやっていると
後でやっぱりしっぺ返しがくるのだ。


でも、でもね。
基本はね、楽、ラクで、毎日が楽しくて
生き生き元気で機嫌が良かったら
どっちだっていいんだよね~。
これも、産まれたてからずっと言われ続ける
よくある育児の励まし言葉だったりするが、
自分の場合は、2歳すぎて
ようやく実践できるようになった感じ。


だから、オッパイのクセのことだって
今さら実感しているってわけなんだよね。


ラクをする、無理をしない、
自分にとって不自然なことはやらない、
それって、自分ひとりのことでも結構むずかしかったりすること。
息子の育児道を振り返ると・・・
1歳ぐらいになったら、なんとなく意識できるようになってきて、
行動がついてくるまでさらに1年というふうだったな。


自分には、気づくことに
オッパイ道は不可欠だったと
つくづく思う。


さて、いつまで続くのか。
さいきん仮で、「10月までね」と
約束していたりするのだが・・・