宮下美代子センセイのおっぱいセミナー



みやした助産院の、ちまたでは御大と呼ばれる(!?)ベテラン先生のセミナーへ。
先生は今日もお産で、時間は短かったけれど
長くお産介助や母乳育児に携わってきたパワーのみなぎる
はっきりとした、懐の深い言葉がストレートに響いた。


妊娠期間から出産、たった一年で女性はものすごい変化を体験する


妊娠・出産・育児は、みんなやっている当たり前のこと、と思われているけれど
実際に体験してみないとわからなかった不思議なことだらけ


その不思議を楽しめるかどうかは、出会いにかかっている


楽しめるよう支援が必要。
そして、楽しんだ人は、後に続く人が楽しめるような行動を起こすもの・・・




おっぱいに関する具体的なことよりも、そんな言葉が印象的。
これまでの育児でヒシヒシ感じていたことばかり。
そのとおり! とイチイチあいの手うちたいぐらいだった。
心のなかで打ってたけど。


みやした先生は、
厚生労働省が今年度策定した「授乳・離乳の支援ガイド」の策定委員会に参加していたそうだ。


授乳の回数は問わない、離乳食の開始時期もそれぞれ、
母乳もミルクも授乳とする、、、
そんなようなことが盛り込まれているらしい。


今日は、母乳育児でいろいろと苦労したり楽しんだりしている人の集まりだったので、
それと絡めて、“ 自分の体験をぜひフィードバックしてください ” ともおっしゃっていた。
知らなかった、よ~~く、ながめなくては!


いわゆる、母乳の大先生みたいな人の言うことも、
病院出産&ミルク&早期離乳食のススメ全盛時代からの流れも、
いまの育児事情には合わない気がしていた。
母乳育児はふたたび、マスコミなんかで持ち上げられたりもしてきている。
だからこそ、の悩みもあるなあ、と
まわりをみていて感じる。


自分のまわりで妊娠・出産があいついで、
その友人たちが母乳で苦労していることもひっかかっていた。
歯がゆい思いをしていたんだ。
産院選びなどでアドバイスを求められたりもしたのに!
デリケートな、プライベートに関わることだし、
その人自身で納得した選択をすることが一番だし・・・、
友人でもなかなか、声がけって難しかった。
でも、ちょっと遠慮しすぎたかな、と。


そういう、まわりへの声がけで配慮すること、という話題もあった。
時間がなくほんのひとことで、もっと突っ込んだ話をしたかったけれど。
育児は、あたらしいことが次々出てきて
どんどん忘れることも多い。
体験してみてからコレだったのか、とわかるような世界で
体感のニュアンスを伝えるのにはコツがいる。
そこのところ、知恵をしぼって、
まだ覚えているうちに、出していけるといいなあ、
まわりからも引きだして、つないでいかずにどうする・・・
という気にさせられちゃったヨ。
さすが、御大だ。


自分だってまだまだまだ、
山あり谷ありの育児道だけどね。