母乳育児と育児疲れ



やっぱり、
そういうふうにできている!?



ひさしぶりに、仕事の先輩に会った。
ひとまわりぐらい年上で、
その半分ぐらい、先輩母さんのヒト。


完全にミルクだったそう。
ダイオキシンとか、環境ホルモンとか出てるから、
と、人工乳推奨の病院で、
母乳のケアなんてしてくれなかったらしい。
特に男の子の場合は生殖能力に影響するから、
とかなんとか言われたとか。


母乳、出そうと思えばたいていのヒトは出るもの、
でもはじめに間違っちゃうと、
(人為的に余計なことをすると、かな)
なかなか出なくなったり、しんどくなるみたいだ。
出産時の状況もあって、その人は
悠長なことはしてられなかったから、
早々に母乳はあきらめちゃったんだって。


その話をしながら、ちょっぴり、
みたことのないような表情をしていた。
産み方や、産んですぐの過ごし方は、
その後の生活にものすご~~く影響する。


母乳をあげていないと、カラダが
乳児の育児にあう調節をしづらいのかも、
と話をしていて思った。
細切れ睡眠や、抱っこなどの要求への対応も、
ずっとずっとしんどかったみたい。
もちろん、個人差もあるからわからないけれど。
うまく母乳を出せないのも、つらかったみたいだ。


自分が母乳育児をして
一番よかったと思うのは、
いろいろな意味で楽だったということ。
このさき、まだわからないけれど。


かなりくたびれていたときや、
疲れとともに余計な考えが睡眠の邪魔をするようなとき、
母乳を飲んでもらうことで
す~~っと、すっきりすることがたびたびあった。
血のめぐりも良くなっているのがわかって、
細切れ睡眠でもスタミナ切れにならない。


やっぱり、乳をあたえるのが
産後のカラダにあっているのかな、
とますます思った。
飲ませながら顔をよくみていて気がついたこと、
たくさんあったしなあ。


自分の妊娠前の生活を考えたら、
有害物質なんてもう、かなりのレベルで蓄積してるだろう。
でも、粉ミルクの原材料は?
そして、これから食べさせるものは、どうなんだ。


それらのすべては、ほとんど、
詳細のわかっていないことばかりだろう。
これから問題になってくることだってたくさんあるだろう。


そんななかだもの。
自分の生活の中で無理がなくって、
自分でその方法を選んだという意識で、
間違っていると思ったら、気づいた時点で他の方法を試してみて・・・
それが自分の、親の、できること。


それにしても、
   病院が教えてくれなかったから
   母乳をあきらめなくてはならなかった、
という思いだけは、
つぎの新米お母さん達には、してもらいたくないゾ。