顔見知りが増えてゆく
じめじめと暑いし、冷房きらいだし、
気がつくとスリングに子を入れて
あたりにささっと散歩に出てしまう日々。
挨拶するヒト、思いがけず増えてきた。
子を抱いて買物したりすると声をかけられることが多く、
店先で立話したりするうちに、いつのまにやら。
子を持つ前の自分には、あまりなかった行為だなあ。
昔は農家で、いまは家族用+アルファぐらいをつくっている、
そんなお宅が多いようで、地場野菜屋さん、卵屋さん、
近所のあちこちにある。
そのほか、
古くからある肉屋さんだとか、和菓子屋さんだとか、本屋さん・・・
孫育ても終わったような方の声がけ、
タイミングよく、的も得ていたりして。
ついついこちらからも話が続いてしまう。
そのうちに、買物しないときでも
挨拶するようになってきた。
まだ首も座らない冬のあいだ
ゆりかご抱きでウロついていたのを
覚えていてくれたヒトもいたな。
だいぶ後に買物したとき、
『大きくなったねえ、きゅ~~っとして小さかったのに』
なんて言われたときには、
通いつめたい気持ちでいっぱいになっちまったヨ(笑)。
ご近所って、こういうものだったか。
交通の便も買物の便も良かったところから引越してきた。
まだ歩かない子を持つあいだは、
環境よりむしろ、便利な方が良かったかも、
と思うこともあった。
ここへきて、またちょっと変わってきたな。