虹がつながった

西の空は黄金から真っ赤に。
東の空には虹色のアーチ。


沈む直前に
ひときわ強くなる陽光が
やみかけた雨で濡れた世界に
斜めに差し込むと
あたりは、金色に、、、


強く太い虹の柱が
パッ、と姿をあらわすと
そこからは
いっときも眼が離せない。


瞬時に、うつしだされるものは
変化してゆく。


反対側にも虹がたったかと思えば
あっという間に
それらがつながり
大きなアーチに。
アーチの外側にもまたひとつ。
西の空は赤みが増す。
濡れた道路にも
それらがうつる。


赤がどんどん濃くなると共に、
虹色は薄まってゆく。


刻一刻と変化しても、
どの方向をみても、
そしてみえなくなっても。


それは・・・