さがす、ひろう、あつめる

ターゲットを決めて、
それを追っていく。
どこにあるかを想像して
そこに向かってゆく。
ひたすら同じ行動を
続けるうちに
自分のことが
ちょっとわかってくる。
自分のからだや気持ちに
敏感になる。
あるとき突然、
まわりがみえる。
まわりをみていなかった、
ということに気づく。
今いるところが
どこだか思い出す。
追っていくうちに、
なにをやっているか、
その意味も目的も
変化してゆく。
あるいは気づかずに
追うものが
変化してゆく。
手には、
そうして集めたものが
確実に残っている。
数を数えてみたり
量を測ってみたりもする。
予想以上にたくさん
集まっていたり
思ったのとは違うものが
残っていたりすることに気づく。
それらを見直して
また次へ進んだり
立ち止まったりする。
そういうことを繰り返して
何かがうちがわに
積み重なってゆく。


さがしたり
ひろったり
あつめたり、
そういう遊びで
それらは
模擬体験できる。