ちいさいひとたちは

博士の愛した数式』の博士の
忘れられない発言を
こういうとき、
いつでも思い出す。
何度でも思い出す。


どうして、
ちいさいひとを
そんなふうに
扱えるのだろう。
さっき
すこし大きい子に
猫なで声で話してたじゃない?


ちいさいひとが
ちいさいのは
見た目のカラダだけなのに。