ふたつおかあさんだったよ!



「あのねぇ、ふたっつ、おかあさんだったよ!」
興奮気味の顔で、ひとつのか~さんに報告。


と~さん、か~さんが、とある事務的なことで
かわるがわる電話に出ていたら、
自分も「ハイハイする!」と言って、
眠いことも手伝って泣き出した。


「おじいさんにハイハイする!」
仕方がないのでかけてみると、残念ながら留守電。
「言わないよ!」と気持ちがおさまらない。
そこで内線を使うことに。
か~さんが離れた部屋に移動して
子機で応対することにしたというわけ。


眠くてグズッていることはわかっていたので
「ごはん何食べたの?」という流れから、
「もう夜だから、ハミガキして、お顔ふいて寝ようね。」
に持ち込むと、すんなりうなずくボウズだった。


切ったあと、と~さんと洗面所に素直に直行、
しかし興奮気味に、
「あのね、ふつうのおかあさんと、こどものおかあさんっ!!」
か~さんの顔をみて、
「どこにいたんだろうね? もうひとつのおかあさん。」
なんて言っちゃって。


だいぶん大人びたことを言うようになってきた、と
ビビッていたが、ふふふ、まだまだ、子どもよのう。
かわいいものじゃ!


しかし、この手は、あと何回使えるだろうか…。