天体ショーに・・・



ショーだなんて、失礼か。


オカズがしょっぱすぎると
ゴハンをもりもり
チョットいそいで
食べすぎちゃって
なんだか今ひとつ
食べた気がしなかったり。


甘すぎると、
ゴハンはあんまり
すぐには食べたくなくなったりして
けれどしばらくしたら
無性に食べたくなって
なんだかよくわからなくなったり。


満たされる、っていうのは、
すぎないことだ。


いっぱいになるけれど、
決して、すぎない。


器に、ぴったり、ハマる。



そういう感じ。



太陽と月が地球をはさんで
向かい合って
ちょっとした傾きで
地球の影がみえる。
月がみえなくなったように、
みせかけて、
地球の影が、
みえているんだね。


影は、みえるんだね。
影を、自分と思える?
それは光があたって
人によくみえる部分より、
いつもは、みえていないところ。
いつもは。
そして、そのものでは、ない。
影は、そのものでは、ない。

では、光は?
照らされた光とは?

照らされてみえるのは、
全部ではない。
そして、あくまでも、
照らされた状態の姿だ。


みえているもの、
みえないもの、
そして、
全部、
・・・を、
想う。


自らの発する光は、
誰かを照らし、
その誰かの影が、
また別の誰かに映ってみえる。
そんなふうにも
考えてみたり。



科学するより、
物語する自分を、
想ってみたり。



そんな夜。
とある、前夜。