つながっている



友人の報告に心が動いて視界はひろがり、
窓の外の光も、一緒に笑っているようだった。
そこにいたる、一連のやりとりも思い浮かんだ。


自分をまず大切にすること、
自分の心身の不調や、なにかひっかかる思いと向き合うこと、
その過程で得たことは、かならず、
生きた情報となってつながってゆく。


自分が何を体験しているのか、
ときには俯瞰の視点で眺められるといい。
まわりにいくつもひろがっている波や、
先につながる細い道にも気づくかもしれない。


迷ったら、これまでの体験を、ただただ並べ、
善悪の観念を手放し、あらゆる物差しを取りのぞいて、
ゆっくり見つめてみるといい。


何か気になること、偶然のように目に入ったこと、
日常くりかえしていること、
ほんのちいさなことでも、
触れるすべての物事が、
自分を立たせている。
それぞれの人が、それぞれに立っている。


光がおどり、明るい気持ちがひろがることに、
離れている友人との確かなつながりを感じた。
うれしかった。


そしてそれは、友人だけとのことでないのだ。
そのことがやっと、実感となってきたのかもしれない。