詰める、という幸せ

お弁当とか。
箱にぴったりに詰める、
ってたのしい。


決められた手続きをするための書類の
決められた項目の枠のなかに、
指定されたとおりに文字を詰める、
みたいなヤツなんかは
とてもとてもとても
ニガテ、なのだけれども。


そして。
これかな、っていうサイズの
段ボールに
受けとってくれる人を
想い浮かべながら
育てた野菜を
できるだけぎゅうっと、
でも、ふわりとやさしく、
詰めるのなんかは、
もう、ね。
もう、達成感というか、
満たされ度ハンパない。


詰めるのは、もう、
ここにあるもので。
あのひとにあったものと量を
あれこれ想像して、
ちょっと遠慮したり、
押しつけたり(笑)


もう、ここにあるものを、
もっているものを、
対話するように・・・


そう、それはすでに、
対話だから、幸せなのだ。