はなされること・・・



同じ方向をみてとにかく目的地に進むとき、
こわいのは、
道が走りにくいことより
どこにいるのかわからなくなって
前に走る車もみえなくなることだった。


滑りやすい道だろうが
とにかく前についていきたいから
はなされないようにしていると
ツルツルガタガタの道も
なんともないのである。


道の端っこも
街路樹も
ガードレールも
走っている道筋も
何もかもが
真っ白な中に消えて
それなのに
進んでいる。


そうなるともう
行くしかないのだ。
ついて行くしか。


行きたいところが、
あるのなら。


ごちゃごちゃ言わずに
そんなふうについて行く、っていう時が
あってもいいんだろうな。


いちいち、
自分の目で確かめて
ちゃんとコントロールした気になって
安定しないスピードで走ったり
よそ見をしてフラついたり、
道の状態を必要以上に怖がって
やたらとノロノロ走ったり・・・


それでも、
自分が把握していることに
こだわるのか?
とか。



クルマの運転は
人生を映している、
という持論に基づいた
(たのしいものの見方)
ホワイトアウト
あれこれ、
今シーズン第一弾●