死角

それは
誰かに、何かに、
助けてもらわないと
気づかないのだ。
そしてそれに
なにかがひっかかることは
そんなにひんぱんに
起こることでもないから
ずっと気づいていないような
そういうところに
ひそんでいるものなのだ。
気づいてほしい、
というときにだけ
それは起きる。
そっと立ちあがってくれるなら、
そのうちに・・・