やっぱり母の手当ては効く



この感覚を忘れないうちに
しばらく手当て強化月間だあ~!
なんて、意気込みすぎてはいけないが。


ボウズは熱のあと1日おいてから咳きこみはじめ、
朝夕には、ちょっとタンがからんで苦しそうだった。
咳こみすぎて吐いてしまったぐらいに。


昨日はどうしたものか、とただ見ているだけで
何も気づいてあげられなかった。
見守る、というのと、ただ見ているだけというのは違う。
ぼ~っとただ見ているだけの役立たずだったな。


今日は大事をとってゆっくり過ごしたこともあり、
日中は咳も落ちついていた。
それが、寝入りバナにまた咳き込んでタンをからめている様子。
寝たかな、と離れようとした矢先のことだった。


いかんいかん、こういうときには寄り添わなければ・・・と
さするでもなく、ボウズがからめてきた腕をとるように
背中にそっと手を伸ばしてみた。
粗い呼吸を感じるようにね。


姿勢が悪いな、と一瞬、手を離そうとしたら
「か~さん、手て、つかまって」と
ねぼけながらボウズの声が。
起きちゃったか、と少し残念に思ったが違った。


そのまま、言われたところに手をあてて
カラダの波のようなもの、脈打つ感じをとらえる。
それがわかると、なんだか自分も気持ちが良くなるんだよね。
おだやかな、あたたかいような、不思議な感覚。


そこまできたら、粗かったボウズの呼吸が
すっ、と落ちついてきたんだ。
それでもう大丈夫。手を離しても、カラダを離しても。


先日にひきつづき・・・
ああ、これこれ、これだあ~、と
感覚的につかめた気がしたよ。
母の手になってきたかな~、少しずつ・・・。