くり返さないための客観視



Suica カードをなくした。
改札を出た後もボウズが離さず、
気づいたら、持っていなかった。
さんざんあちこち歩いて
買物しまわった後だったので、
探す気もおきずに断念。


次の日、キップがなくなった。
か~さんとしたことが、
またしても、ボウズにわたして
その後のゆくえがわからなくなったのだ。
たったひと駅乗っただけなのに。


「おかあさんにわたしたよ?」
ボウズは言った。


まあ、いつも、そう言うんだよ…と、
あまりしっかり探す気にならず、
一応ざっくりカバンの中やサイフの中をみたが、
はじめからあきらめモードなのでヤル気なし。
ひと駅ぶんだし、ということもあり、
昨日の今日ということもあり、
座席にでも置いて来ちゃったか、と
お金を払って降りた。


さらに次の日、荷物を整理していたら、
カバンの下のほうから、キップがでてきたんだ。


ボウズ、か~さんに、渡したんだねぇ・・・


Suica をなくしたときは、さすがに、
がっかり度合いがつうじたみたいで、
ボウズもがっかりしていた。
だから、それからは、改札を通したあとすぐ、
か~さんに渡すようになっていたものね。


状況は、いつも、新しいのだ。
「きっとまたそうだ」と思ってはいけない。
とくに直近の出来事に左右されるということが
よくわかった。
そこに、過去のクセやら、頑固な観念が
じわじわつながってしまって、
勝手に、余計な因果関係をねつ造しちゃうのね。
脳って、うそつくしね。


客観視、って。
いつも、世界は新しい、って思うことかも。
新鮮で、わくわくする日々は、
特別なことではなくて。
観念にとらわれない日常のことかも。


ちいさなことだけど、この、
キップをなくすという連続事件で、
か~さんは、客観視を学ばせていただいたよ。
連続して同じようなことが起こる時、
それは、なにかの学びのヒントなのかもね。