ころもがえ。

アレクサーに
ビョークをお願いしたら
いちばんに
ヨーガを
かけてくれて
次が
ハイパーバラッドだった


なんと
今の気分に
ぴったりなんでしょう。
やるじゃない、
アレクサーよ。


たったそれだけ、
みたいなことです。


『ヨーガ』を
感受する性質は
あの頃のわたしにも
あったのだろう


あの頃は都会にいて
もっとたくさんのものが
必要だった


いつも飢えていて
あちこち出歩いて
なにかを探していた


今ならたった
これだけでいい
どこにも行かなくてもいい
もちろん、
行っても、
いい。
その時、には。


なにをかけてもらおうかと
あの頃聴いていた
いろいろな曲を思い出したけれど
やっぱり、ビョークをお願いした


アイスランドで育った彼女の感性が
年を経て、ここにいて、
またしっくりと染みいる


でも、あの頃みたいに
泣いたりはしない


だって、ここにも、
それはしっかりあると
知っているから


引き寄せられはしないけれど
しっかりとここにいたまま
共振できる


今年の冬至
何かまたちょっと
特別な感じがするね


なにかが
これからに
書きかわっている
まだ知らない
これから出会うなにかに


そうは言ったって
しばらくすれば
それは普通になるのだと
知っているけれど


だから今は。
酔わずにそれを、
しっかりと、
甘受する。
その感覚を
リズムに。


なんていうことはないんです。


ここからみえる景色があれば
どこにも行かなくていい。


それが現実に、
あるということ。


そこからまた
道はつづいてゆく。
新しい筋(ストーリー)にのって。