カン違いの青春

どうせそこにいるのなら
その場のその役を
思い切りやる。


思い切りやるのが
どういう役か、ってところは、
それぞれなんだから、
その場の、
ヒエラルキー的な構造に従うのだけが
思い切りやるってことでもなくて。


そうはいっても、
やっぱり、
その場の評価が、
できたかどうかが、
数値とかっていうものが、
それがうれしくなっちゃうように、
たぶんきっと色々なことは、
そういうふうに
導かれていて。


それに乗っかるのが全然、
たのしいってことも
あるのも知っている。


でも、それだと、何かが、
しっくりこないのです。


でも、それは
あなたのことじゃない。


自分のことなんだ。
決して、
勝ちたいわけじゃなかったのは。


だけど、
抗えなかったのは。


そういう自分に
まったく気がつかずにいたのは。


どれもこれも、
あなたのことじゃないんだ!

 


だから、
自分のことだから、
シックリこなくて
今も乗っかれないだけなんだ。


これまでは乗っかって
楽しんでいたじゃない、って?


そうだよ。
そうなんだよ。


だから、
なんだ。


そう、だから、
このぐらいの頃からなんだ。


本当は
そんなことで
競ったりすることに
力を注がなくてよかったのは。


あなたじゃない。
わたしが、
このぐらいだったころの
ことなんだよ。


充実しているように
たくさんのひとにはみえていても、
自分のココロは
空っぽだったんだ。


けれど、それはもう、
過去の物語でしかない。
つくり話なんだ。


その物語はおしまいになったんだ。


今いるのは、違う物語。
だから大丈夫。


カン違いだから青春だったんだ、
あなたは、
その物語を
思い切り生きたんだ。