ルッコラ
最近、宅配で届いたそれは、香りが強かった。
“ ゴマのようなこうばしい香り ” と食べ方メモに書いてある。
ハーブだけれど、和風でも薬味的に使えそう。
細かく刻み、きゅうりと一緒に豆腐にのっけて、
かつぶししょう油をかけていただいてみた。
うん、確かに、ごまというか、ごま油のような香り。
ほうれん草よりは歯ごたえがある感じで、
その風味が口いっぱいに広がる。
しっかり豆の味のする柔らかすぎない豆腐と、
みずみずしいけれども味の濃いきゅうりにからんで、
さわやかかつ、濃厚になった。
ばくばくと食がすすむ。
ピザにのっかってたりして、知らず知らず、
前から食べていたはずの、ルッコラ。
アブラナ科で、地中海沿岸が原産、
古代エジプトではクレオパトラも食べていたとか。
和名、『キバナスズシロ』というらしい。
加熱するとクセが消えてしまうせいか、
あまり気にもとめていなかった。
これは気に入ったぞ。
クセと香りの塩梅がちょうど良く育ったものをいただいたおかげだ。
オリーブオイルでトマトとかるくソテー、
ほんの少し塩を入れても深い味わいになってウマい。
モロヘイヤといい、このルッコラといい、
地中海の葉物、個性的で楽しめるなあ。