水は巡る

ありとあらゆるものに。
瞬時に、染まる、
けれどもそれは
透明なまま。
ときに、カタチは変えて、
どこまでも運ぶ。
どうせ、もどってくる。
離れ離れになることなどない。
身をまかせて、
いまそこにある流れに。