脱力すれば落ちて着く



吸いつくように。
ほんとうにうまく力が抜けると、
ストン、としっとりはまるのだ。
立っていても、座っていても、寝ていても。
その姿勢は、整っている。


良い姿勢をしよう、と
頭で考えてやっているときは
気づくと、どこかに力が残っている。
そこで流れが固まっているんだ。


ふわっとゆるめば
どこまでも広がってゆく感じ。


人にコリをほぐしてもらって、
大勢で感じる練習をして、
やっとこの感覚をとりもどせた~。
そうしたら、「落ち着く」ということが
なんとなくわかった気がしたよ。


疲れてしまうときは
どこかに力が不自然に入っている。
入っている、のではなくて
自分で入れているのだ。
そこを意識すれば、ゆるめることができる。


人の手でも道具でも、なんでも利用して
まずは気づくこと、意識すること。
そこからは、自分で。


何をやるにも、別のことに気をとられていると
どこか特定の場所に力が入りやすい。
たとえ急いでいても、
複数のことをこなさなくてはならなくても、
瞬間、瞬間でやれることは限られている。
そこに集中するということが
ていねいにやるということだ。
雑になって・・・意識が散らかっていると、
エネルギーも分散してしまって
余分な力を使ってしまう。
だから疲れるのだ。


どうせ同じことをやるのだから、
まずは今目の前にあることに身を任せてみる。
そうすれば、流れにのって
勝手に事が運ぶのだ。


そんなこと、あちこちで言われているけれど、
カラダごと体験で感じないと実行に移せないね。
わかるというのは、行動できるということだ。
頭でわかった気になってやったことは、
やはりどこか形をなぞっているだけになる。
そうすると、今度はかえって
余計なクセがついて、コリを増やすことになるのだ。