あの人がみてくれていた
ちょっと分野は違うけれど先輩。
どんな想いでその道を通したかは香ってくるもの。
視線から垣間みえるもの。
そういう人の言葉は
ほんのひとことが深い。
当たってないかもしれないし、
適当かもしれない。
ただ、その人の放つものは、
同じ道を歩むものを
そっと、あたためてくれる。
自分でも、そうだな、
って感じはじめたことを、
的確な言葉で表現してくれる。
語りたいことは
たくさんあるみたいで、
もし時間があったら、
聞きすぎてしまうし、
先輩も、ついつい、
喋りすぎてしまうかもしれない。
通りすがり、ぐらいの人だからこそ、
あんまりよく知らないからこそ、
スッ、と通る言葉を発することがあるんだ。
そして、そのいただきものには、
いつも、ほんのちょっとの、
ヒントが含まれているんだ。