それは、あなたのもの

いいよいいよ、
あの人に言ったって
気がつかないから。


書いたって、
読みもしないよ、
ながめてとばすだけ。



そしてそれが、
あの人のシゴトで、
あなたのシゴトが
ここにあるんだ。


それは、
あなたのもの。


あの人をみていて、
あの人の発言から、
あなたが思いついたことは、
あなたのもの。


あの人に言うことに
一生懸命にならないで。


あの人がいたから、
あの人とは違うことに
あなたは気づいたんだ。


あの人の言っていることとは
あなたのみている現実は
ちょっと違うな、ってことに
気がつけた。


それは、
また違う誰かにとって
何かを得たり
何かを捨てたりする
きっかけになるかもしれない。


だから、その時を待って、
それはあなたが練って、
寝かせて持っておけばいい。