耳の穴まで



氷点下。
今シーズン、初、長歩き外出。
顔、耳、イタイ。


寒いんじゃない。
イタイ。


肺に入ってきた空気がつめたい、と
胸でわかる、という経験は
過去にしましたが。


今日は、雪国に来てはじめて、
耳の穴から喉に
冷気が浸透してくるのを
かんじました・・・。


まだシーズン初めだから、と
毛糸の帽子の上に
ダウンの帽子はかぶせなかったのが
いけなかった。


逆なんだ。
シーズン初めこそ、
気をつけなければいけない。


屋内にいる間じゅう、
その、喉におりてきた
冷気の感じは
なかなか消えなくて、
消えるまで待ってから
また外に出た。


今度はダウンの帽子も
かぶったけれども


でも、帰りは、
カラダが、もう、
氷点下になれていた。
頼もしいカラダさん。
ヒトの適応力って
おもっているより、
ずっとすばらしい。


切り替えの、
この、初めのときに
ちょっと気づかいをすれば
いいのだよ、って
こないだ書いた
ばかりなのにね!


そして、
適応力がすばらしい、ってことは
その反対もあるんだよな、
つまり、慣れる、みたいなことが。
なれちゃう、ってことには、
要注意なんだよな、って、
感心したりハッとしたりしながら、
今度はスタスタきりり、と
冷気のなかを歩いて戻った。