人形劇がすごいんだ



北海道に来てからの出会いで
これは、というもののひとつが
なんと人形劇。

まだ住むところが
確定していなかったようなころに
ふとみた劇にまずやられた。

アイヌの熊おくり、
イオマンテ』に通じる
精神のようなものを題材にした
『ふんだりけったり熊神様』
というものだった。

笑えるところまで泣けて
ハートのど真ん中に命中。


でも、その劇場は
ちょっと遠くて

再び人形劇を観に行ったのは
それから3年ぐらい後のことだった。


次は、子ども人形劇団のお芝居に
完全にやられたんだ。

息子の友人が出ていた。

翌年、息子は自らの希望で
その劇団に入団することになった。


いまや、年間を通して

他のどの娯楽や芸術の発表より
数多く足を運んでいるのが

人形劇になっている。


この人形劇の何に反応して
どうやられているのか
わたしは今は言語化することができない。

でも今日、これを誰かに伝えたい、
と強く想ったときから

何をど真ん中にして
これについて語りたいのか
ちょっとだけ
つかめそうな気配が
浮かんできた。


人形、ヒトガタ。
かたにしてみたとき、
強調されて浮かびあがってくるもの、
そのリアリティ、みたいなことかと。


今日は、中高生のお芝居に
じんじんしてきたところで、
さわりだけこうしてメモしてみた。