幼稚園を前に、親子教室通いのふり返り



ボランティアで、子をほとんど預けずに、
仕事のようなことをしながら過ごしたこの数年。
もうすぐ卒業しようとしている親子教室に週1回通うことは、
子との生活を大切にしたくてそのスタイルをとっている、ということを
忘れないようにするための、ひとつの軸だった。


近所の公園に、定期的に通えるならば、それでもいいんだ。
でも、あちこちに、イベント等で出かける中、
週1回でも、決まった時間に、決まった場所に行く、という決まりごとが、
我が家の場合は、とても良いベースとなっていた。



抱っこ抱っこで、全然遊べず、
途中で外にでたりすることも多かったはじめの半年は、
帰る道中グッタリして、
お茶でも飲んでひと息いれないと・・・という感じだった。
それでも、通うのをやめよう、という気にはならなかったんだよね。


それは、何度か通ううちに、家に帰ってからの子の遊び方が
確実に変わっていったこともあるけれど、
同じような年頃の、ほんとうに色々な個性の子たちを定期的にみることが、
自分にとっての学びになることも多かったからなのかもしれない。


とくに2歳から3歳ぐらいというのは、
それぞれの子の持って産まれてきたものが表現として出てきて、
その子なりの世界とのつながり方や、役割のようなものが、
どんどん変化しながら、みえてくる時期。


自分で選んだのではなく、その場に居あわせた、という仲間の中で、
母子ともに、少しずつ、世界との関わり方を学んでいった。
知識からは、得られなかったこと。


自分自身の今後にあたっても、
そういうふうに感じることが
必要だったということでもあるんだろう。




そして「辞め時」が、ふってわいた感じも、きっと、
今後どう進むかということへのヒントになっている。


子は、「飽きたらやめる」天才だというけれど、
その「飽きたら」は、小さくなった服を脱ぐ感じなんだよね。


なんとなく、通うことへの意欲が薄れてきたなあ、と思ったのは、
昨年の秋ぐらいからだったけれど、
それが、次に向かうタイミングのお知らせだったんだ。
バトンを、渡そうね、ボウズよ。