か~さんに遊びを



親子遊び教室を楽しみにしているのは
ボウズもだが、それより、か~さんなのかも。


ちょこっと造形のひとときに、
仲良しさんよりツッコミ。
そう、夢中なんだよ~。
先の決まっていないことに
集中すること。
母子だけで遊んでいるときには、
なかなか、あれやこれやを
忘れられないからねぇ。
つくるのも好きだが、たぶん、
時間も短いので、そういう喜びが大きいな。


花いちもんめ、とか、鬼ごっことか、
歌いながらの大縄跳びとかも、
大好きだったけど、
ひとりじゃできないしねぇ。



でもね、母子だけでも、家のなかでも、
簡単に我を忘れられることがあったよ!


ちょっとしたきっかけで、
10代のころよく歌った唄が出て来て。
料理したり、洗いものしながら歌っていたんだけど。
ボウズが黙っているのでちょっぴり不安になって顔をみたら、
「か~さん、もう一回うたって!」。


よ~しきた、そうかそうか、では、
CDも探してみよう、と引っぱり出し、
マイク持って(マイクに見立てたボウズのおもちゃね)、
全身で振りもつけながら、
本格的に歌ってみた。
声はちょっと、本気で出すとデカすぎるので
裏声まじりぐらいにしといたけど…。


これが気持ちいいのなんの!
こんなことも、すっかり忘れていたのね。
か~さんって稼業は、
ついうっかり、自分を出すこと忘れちゃうんだねぇ。


ボウズは、同じようにマイク持って、
真剣な面持ちで、振りもそれなりに合わせて
ずっとついてきてくれたよ。


「か~さん、変?」
「へんじゃないよ~、おもしろい。」


というわけで、ふたりでおもしろがった。
もう言葉もはっきりマネできるから、
ボウズの口から出る歌詞が、妙におかしかったりして、
短い時間だったけど楽しかったなぁ。


こんなことも一緒にできるようになっているんだから、
安心して、もっと遊ぶべし。