こわがり再発見



「かぁ~さあん、きてよぉ!」
調子良く遊びはじめたと思ったのに、
一転して、抱っこ、抱っこ。
それ以降は、少しも側を離れず、
敏感さんになってしまったよ。
1歳代ぐらいを思いだした…。


あのころは、もっと世の中のワケがわからなくて
いろいろこわかったんだろうなぁ。
「こわい」なんだよな。
ひっつき虫だったのって。


こわがり、というのも、なにか
エネルギーの偏りのようなものだなぁと
早々にその場を退散したあと、
ほぐれてゆくボウズをみながら思った。


エネルギーの余剰が、攻撃的な行動に出ちゃうタイプの子を
こわがってしまうんだけど。
それって、ベクトルの違う同じようなエネルギーが
反発し合っている感じかもな、と。


その子と、ほんのわずかな時間だけれど
じっくり接してみて、なんだか自分の母性のようなものに
スイッチが入った感じがして。
一緒に、ていねいに手を洗って、
炊きたてゴハンをむすんで、ひとつどうぞ、と渡したんだ。
そうしたら、その子の表情がみるみる変わった。
カラダの感じもなんだか変わるのが良くわかった。
おかわりのもうひとつもていねいに渡したら、
その子がわたしを見る目も変わった気がする。
帰りがけには、いつまでもバイバイしてくれたんだ。
それは、偶然ではない気がしたんだよね。


産まれもった気質のこと、そして、
それが体現できる状況を選んで産まれてくると言われていること、
カラダの育ちと、心の育ち、
親子の関係などなどと、
今あらわれているものとのこと、
考えがぽつぽつ浮かんできた帰り道だった。
まとまらないけれど、ちょっとヒントになったよ。
ありがとう、子達よ!


ひさしぶりで、忘れていたけれど、
こわがりのボウズ、根は変わっていなかった。
なにか、カタイんだよなぁ。
そういう感じかな・・・
う~ん、いや、そういうふうに
言葉の型に、安易にはめるのは危険か。
でも今日の気づきはきっと、今後につながりそう。