「空白」
空っぽのすっからかんなのではなくて。
白がついてくるのは。
空が白い?
白い空?
どこからともなく、
どこまでということもなく。
目にみえるカタチは変わりつづけ、
つかみどころがない。
つかみどころがない・・・は、
何にもつかまっていない。
「力む」のは。力が入るのは。
何かにつかまっているから、
何かをつかんでいるから。
何も持っていないようにみえても、
たとえば、「怒り」につかまっていたりする。
「自分」は、自らを分ける?
自ずから分かれる?
分けるにしろ、分かれるにしろ、
その前は、つながっていたということ。
つかまるのと、つながるのは違う。
つかみつづけるのには、力がいる。
つながるのは…つながりは?
力まなくてもつながっている。
「空白」には、つながりがある。
つながりのなかに、「自分」はあった。
持たないことを怖れるな!