たのしみに待つことを少しだけ



か~ちゃんが台所でなにか真剣にやっていると
どうもおいしいものが出てくるということが
最近はわかっているらしい。


新作おやつを邪魔されずにつくるために
先にオニギリなど持たせていると
その空気を読んで
ほどほどでオニギリをやめる(笑)。
そして「できた?」「…そう、まだ。」なんて
ちょこちょこ様子をみにきては
ひとりで遊んでくれることもたびたび。


ほんとうにオナカがすいているときは
勝手にイスを引っぱって
待ちきれずにつまみ食いにくるんだけどね。


そして、できたよ、というと
「できた? 手あらってくるね!」と
ぴゃ~っと洗面所に行って
ほんのちょっと手に水をつけて戻ってくる。
そして自分のイスにすわって
「食べたい、たべたい~」と待つ。


期待どおりの、ちょっといつもと違う感じのものがでてくると
「や~ったあ~」といい顔してくれるんだよねえ。
「これか~さんつくったの? おいしい!」
なんて言うようにもなったよ。
どのぐらいの意味合いなのか知らないけどさ。
こんなに素直な姿も、短い間なんだろうなあ。