決心するだけでもうはじまっている



子との生活は、幼少の頃の自分との再会の連続で。
このことも、ここに何度も書いている。


昨日、つい怒ってしまうことをかいた。
吐き出したら栓がはずれたのか、
思いがけずちいさな自分を想って
涙がとまらなくなっちゃったよ。
「もっとゆっくりしたかったよ~うえ~ん」
という感じだった。


それでハッとした。
数人とガイド役で思いをシェアするような集いで
まずはポロッと出た言葉にびっくりしたんだ。
もっと無邪気にのんびり過ごしたかったということを、
はっきり、言いたかったんだなあ、長い間・・・。


そういう場でも、なかなか素直になれないタイプで
めずらしく腰が重くなってしまっていたけれど
ぼちぼちタイムリミットだな、と出かけた。
そこに行こう、と決めてからは
夢をみたり、頭が痛くなったりしてさ。


それもすべて、浄化の過程なんだろうな。


ボウズと一緒の台所仕事をより楽しもうと
あたらしく子供用の包丁を買ったんだ、最近。
でも、はじめると、やっぱり余裕がなくて
そして緊張と心配が重なって、
こまかい指示出しやダメ出しばかりしてしまう。
10のダメに対して、ようやく1ほめるというぐらいで。


このあいだついに
「・・・もう、できないよぉ、、、おしまい」
と、楽しもうとしていたボウズが、すぐにやめちゃった。


親が厳しかったのは、決してエゴではなかったはず。
心配だったり、緊張していたからなんだよね。
その気持ちも今ならば痛いほどよくわかる。
とくに、最初の子ならばなおさらだ。
まわりに育児を応援してくれる身内もいなければ
余計に、気を張っていただろう。


そういうことに気づくことで、
自分の肩の力は、これまでになく抜けていったんだ。


それでゆるんだんだろう。
ため込んでいた重い思いが出て来ちゃったよ。
いったん栓が抜けたら後は出るばかり・・・
ふふふ。期待しちゃうぞお。


出るときには痛みもあるかもしれないけれど
痛みを恐がるより、一気に出してしまいたいなあ。