いろいろすべてキャンセルではじまった今年



すきとおった空気の美しい元旦、
思いがけず間に合った掃除で家の中もクリア、
晴々と新年を迎えることができた。


が。
クリスマス前からの絶不調をひきずったままの年末進行、
実は、おかげで予定が大幅に狂ったんだ。
キャンセルに次ぐキャンセル・・・


どうしても、の用事のはずだったけれど
子の体調不良に勝てる優先事項はなし。
我が子の体調不良に親戚の体調不良も重なって
ずらした予定をまたキャンセル、
晦日の夜になって、
とうとう、すべての予定が真っ白に。


こんなことになろうとは!


その予定のために気を使って
体調不良のなか、あれこれと準備を進める毎日だったのに。
全部中止することに決めたとたん、
しばしぼ~っと、頭がまわらなくなった。
そしてそのあと、なぜかポッと体があたたかくなった。


大カゼをひいて以来、ずっと冷えた感じで
動かしづらかった体が・・・。


はじめから、やめたほうが良い流れだったんだろうな。
それをどうしてもやろうとしたから、
すべてに無理が出たのかもしれない。
それで結局、キャンセルすることになるまで
次々と事件が起こったのかも・・・


やってしまってからの事件でなく、
まだキャンセルすることができるところギリギリで
中止に向わざるを得ないような事がおこったんだ。
おかしな、でもあらかじめ用意されていたような
不思議な流れだった。


そして、何もない、平和な元旦。
ストックものでなんとか即席雑煮と
おせちっぽいオカズと梅昆布茶を用意した朝。
今年はやらない予定だった大掃除も昨日、最低限のところは済ませ、
元旦の朝から布団まで干しちゃって。


今年は・・・


もうすこし、やることを厳選して
過剰を克服したほうがいいのかもしれない。
自分を大事に、肩の力をぬく時間を増やしたほうがいいのかもしれない。
何もやらない贅沢を味わう余裕を持ったり、
目標やスケジュールにしばられない日々の過ごし方を
もっと工夫したほうがいいのかもしれない。


なにより、用事をしながら・・・にならない家族の時間を、
じっくり過ごせる時間を、
もうすこし大切にできるといい。
・・・ねばならない、ではなくて。


ぽっかりあいた午後、
おなじみの海辺に出かけた。
見慣れたはずの風景が新鮮にうつり、
一瞬で晴れやかな気分になった。
そして、そんなことを思った。


そうしたら、体調不良以来のガチガチのカラダが
やっとほぐれてきたんだ。