いま依存していること



お弁当も夕飯もいらない、2日連続で。


そう告げられてなんだか
急にトーンダウンした。


あまり出張したりすることもなく
社員食堂で食事するわけでもなく
付合いが多いわけでもないが、
帰りは遅い、勤め人の相方。
1歳児とそんな相方との暮らし、
ほぼ毎日つくる弁当と夕食に
なにかを “ かけて ” いたみたい。


食いしん坊の自分・・・
母乳育児は思った以上にオナカが減るし、
自分がゆっくり食事の時間をとることが難しいから
食べることへの関心の比重が強かった産後生活。
なんだかいじきたなくて嫌だな、と思うことがしばしばあったが、
1歳半をすぎたあたりでさすがに
落ちついてきたところだった。


それでも、食に対する思いは強い。


幼子とはいえ、命をあずかっているという緊張感、
母乳を出す自分の食事やそれを支えてくれる相方の食事、
子に与える食事・・・と、そこに力を注ぐことが
自分のよりどころになっていたのかもしれない。


朝はあまりゆっくり食事せず、量もとらない相方なので
弁当と夕食がいらないとなると、
同じもの、自分の用意したものは、ほとんど食べないことになる。
たった2日間・・・。
ここまでじっくり考える前に
そのことを告げられた瞬間、
なんだかさみしいような気分がスッ、と
さしてきた。


いやはや。
まだまだ、どこか、力はいっているのか。
気をはっているのかなあ・・・。
そんなふうに振り返る機会になった、思いがけず。