父に逃げる




コップを、おわんを、
持って行けばいいんだ。
えらいゾっておかわりもらえるもんね。
あ、でも、待てよ、
か~ちゃんだとすぐもらえないんだよな。
おナカいっぱいだけど、
まだお水とゴハンで遊びたいんだよなあ。
どうしよっかなあ。泣こうかな。
あそうだ、今日はと~ちゃんがいたんだった。
と~ちゃんに渡そっと。


『モシモシィ』さわりたいな。
か~ちゃん、かしてくれるかな。
あ・・しまっちゃった。
ちょっと騒いでみるか。
・・・
・・・ダメか。ちえ。
そうだ! 今日はと~ちゃんがいたんだ!
たのんでみよっと。ウヒヒ。


お茶を、びゃ~~っとまき散らしちゃった。
か~ちゃん、ゾウキンでふきふきしてる。
ズボンにもひっかけちゃった。
“ ありゃりゃ~~ ” といっておどけてみたけれど、
か~ちゃん、こっちをみてくれない・・・


ジリジリ、後じさりして、、と。
あ、そうだ、今日はと~ちゃん、いたんだ。
と~ちゃんとこ、行ってこよ~っと。エヘヘ。




さあ、そんなわけで、と。
と~ちゃんとか~ちゃんの使いわけが
とうとう
はじまったゾ。
つぎはばあばか!?