新生児パワーいただいて



1ヶ月の友人の子を抱かせていただいた。
まだ産後の回復も完全ではないところ
野外のイベントにがんばって出てきたのだ。
少しゆっくりゴハンでも食べてもらおう、と
預かってみた。


自分が産後1ヶ月のころのことなんて
もう、きれいさっぱり忘れている。
つい最近、もっとほんとうの産まれたて、
生後3日の別の赤子を抱かせてもらったときとは
また感覚がちがった。
抱いているうちに、まだこわごわ緊張していた
自分の手つきを思い出してきた。


いまなら、余裕で縦抱きもできる。
首の安定に気をつければ、
そのほうが密着できて赤子ともども、
落ちつくんだよね。



オムツ替え手伝ったり、
ゲップ出せずに苦しんでいるところ縦抱きしてみたり、
トイレに行く間に抱っこしていてあげたり。


このころはまだ、抱っこだけで
だいぶん落ちつくからな。
数時間なら預かれるんじゃ、、、なんて
自信もでてきちゃったよ。


ああ、まわりに、こういう人が欲しいんだよ~~、
そうだそうだ、そうだった!
核家族の子育てに必要なのは、コレコレ!
またしても、強くそう感じた。


自分が産むまで、知らないことが多いんだ。
赤子の世話なんて、身近でみたことない人のほうが・・・


そんなわたしたち、母だからといって、
産んでしまえば世話できるか、というと
あまり、うまくできなかったりするのだ。
オッパイだって、本能だけじゃダメなんだ。
実践や見学の経験はないのに、
情報だけはイロイロ入ってきちゃうのだから、
なおさらなんだ。


頭から考えて動いていたら
余計、うまくお世話なんてできないんだ。


・・・できることから。
自分が辛かったりわからなかったことで
すぐにできることがある。
おせっかいにならずにできることが。
ただ、抱っこしてあげるだけ、
それだけでもいいんだなあ。


たまたま、自分のあと
身近な人がつぎつぎに妊娠した。
妊娠・出産・育児の事情は
家庭それぞれの成立ちがあるから
話しあうだけでも気づかいがいる。
ほんとうにデリケート。
だからこそ、考えすぎると失敗しちゃう。


せっかくだから、
自分が良かったことや失敗した経験は
うまく伝えられるといいな、と
ますます思ったけれども。
それよりもまず、
身ひとつでできることがあった。


そしてそして・・・
自分も、まだホヤホヤの赤子から
エネルギーをもらえたんだ。
自分と子との関係を
ふりかえる機会にもなった。