初酵母ごはん、秋のめぐみを味わう



五日目の昨日夜、すっかりナシが浮いてきて
炭酸の勢いも、しゅわしゅわ~から、パチパチへ。


六日目の今朝は、フタを開けたら
ぽんっ、とイキのいい音!
パチパチも続いてる。
これなら、パンもふくらむのでは?!
材料仕入れておけば良かった!
おもしろすぎて、もうとまらない・・・


味は、昨日の朝の後味、
ちょっと香ばしいような感じがほとんどぬけて、
炭酸との兼合いも良く、
まさにシードルのように飲みやすくなっている。
アルコールっぽい香りもしてきた。
ほんのちょっと、すっぱい感じも。


今朝ぐらいまでギリギリセーフの
旬の生サケと、マイタケがあったので
ちょっとフライング気味だけど
炊き込みご飯に使ってみた。


生サケは残りもので、小さめのひときれ、100g 弱ぐらいかな。
マイタケはよくある普通サイズで 3/5 パックぐらい、
60g ぐらいだろうか。
20cm のルクルーゼココットロンドで、2.5合。
はじめなので控えめに、1/4 カップ酵母液、
だいたい酒を大さじ1、塩もひとつまみぐらい、
しょうゆを(濃口)小さじ1ぐらい、
あと水を足して2カップ半にして炊いた。


炊いている最中から、
マイタケとサケのエキス、そしてほんのりナシ酵母の、
なんともいえない美味しそうなかおり。


気持ちながめに、
ややおこげのにおいがしてくるまで火を入れ、
はやる気持ちを抑えて蒸らし、フタを開けると・・・


秋のめぐみの、かおりゆたかな、ふっくらご飯!
に~~んまり。
真ん中に乗っかっているサケの皮と骨をのぞいて、
さっくりと混ぜる。
おこげも、いい具合。


そのままアツアツを味見したときは、
やや薄味だったかな? 
酵母、こういうふうに使うにはまだ早かったかな?
と、あまり気配が感じられなかった。


混ぜてから少し置いて、
自然の粘りがよい具合になるまで冷まして
いただいてみた。
ダシはいっさい使っていないのに、
じわじわ効いてくる後味!
なにこれ!!!


マイタケもサケも旨味が出るけれど、
それだけじゃない、確実に効いてるゾ、酵母
ゆっくりかんで、しみじみ味わいたい
イノチあふれるご飯ができた~~。
やったね!


何日目の酵母をつかうか、
どれぐらいつかうかで、
酒やしょうゆは、
もっと減らしても良いだろうな。
ゆっくり、一杯いただいただけで、かなり満足。


最近、相方が忙しくてお疲れ気味、
カツが食べたくなって、
近所の肉屋さん手づくりのカツ、食べてみたけど
満足の仕方が全然違う。
そっちは、食べた瞬間、満たされた気がしたけれど
すぐに消えちゃう。もっと食べたくなる。
でも、コロモたっぷりだし、
やっぱり胃はやや重くなるんだよね。


このご飯は、じわじわ、じわじわ、きいてくる。
そのエネルギーがだんだんカラダにまわって、
疲れがふきとぶようだった。


もうすこし酸っぱくなったら、
つくりたいメニューがもう浮かんでしまった。
それも、特別に材料をそろえるのではなく、
あるものでネ。


またさらに楽しい食生活がはじまったなあ!
よい季節だったから、
そして良い素材にめぐりあう準備ができてきて、
いろいろな条件がうまくいったのだ、きっと。
感謝、感謝の、イノチいただきます、だ。