くまちゃんやらの子供服が売れるワケ



なかなか服の趣味がいいはずの、
まだ現役で働いてるばあば(実母)。
そのほかのセンスも、それなり。
・・・と思っていた。


***


子がわりと渋い顔というのもあって
いわゆる、子供服にありがちな
原色単色ものとか、ファンシーパステルカラーとか、
キャラクターば~~~ん、という柄は、似合わなかった。
おさがりでもらったやつはひととおり使わせてもらったけど、
似合わなすぎて笑えるものもあったぐらい。
キャラかつパステル、みたいなのを着せると
ヤンキー系になっちゃったりして(笑)。


で、そのことは、ばあばとも、
『そうね、この子は渋い色が似合うわね。かわいいのはダメね。』
と了解事項だったはずなのだ。


と、ところが!
買って来た服が~~~~


見事に、わけのわからないくまちゃんだか犬ちゃんだかの顔、
全面にば~~ん、しかも、真っ白、とか、
恥ずかしい英語のキャッチがついてるのとか、
あわい色のボーダーとか!


子供服売場に行くとつい、『あらかわいいわね~』に、
どうも、なってしまうみたいなのだ。


知らなかった、知らなかったよ! そうなのか~。


妊娠のほんとうに後期に、自分も少し、
ふだんなら絶対に選ばない、キュートポップ系の服とかに
ちょっぴり心が動いたりしたな、そういえば。
フリフリを着せてみたりもしたい気になったもんな。


でも子をしげしげと見つめて、
すぐさま我にかえった。
で、やっぱり自分も好きな感じの服に
目が行くようになったんだけど。


ばあばは、そうもいかないらしい。
なるほどな、なるほどなあ!
しかも、買うとこわからないから、
デパート行っちゃったりするんだよねえ。
そりゃあ、そのへん、ついてきますよねえ。
なるほどな、と。