問題は年齢?



朝日新聞投書欄で、
年齢を理由に医学部不合格は納得いかず、
というのがあった。
何年かチャレンジして、
やっと筆記を突破したと思ったのに×された、という
55才の方の投書。


それを受け、
39才で医学部に入学した人の投書が
今日載っていた。
現在は47才で、無事医師になられている。


国立大学の医学部だった、ということで、
税金の負担と、卒業後の貢献度がつりあわないから
仕方がないのでは、というご意見。
ご自身も、もっと若かったのに
いまだにその点が気になっているご様子。


30代後半にもなってそんな大決断をされ、
通学も研修もなしとげ、医師として活動されはじめているのにもかかわらず、
なぜいまだに自分を肯定できずに悩まれているのか・・・、
それが気になった。


同じ年代のほかの医師との差だとか、体力的な問題だとか、
特殊な世界ならではの問題だとか、
それはそれは色々と悩まれることも多いのであろう。


背景も詳しい事情も知らずに、
簡単になにか言えることではなさそうだとも思うけれども。


でも、ここまできて後悔するエネルギーがあるぐらいだったら、
その方にしかできない道をつくるとかなんとか、
そういう方向に考えるってのはどうですか?
なんて思ってしまった。
ここへきての弱音こそ周囲をがっかりさせるような気が・・・


55才の方に関しては、
臨床の医者として活躍できるかどうか、
ということだけでみなければ、
もう少し考え方がある気がする。


この方のお怒りは、
“どうせ年齢で蹴っ飛ばすなら
 はじめから制限を書いとけ!”
ということでまずいっぱいなのかな、と思うけど。


すくなくとも、どういうことで
「判断が正しかったのか今も自問する」のか
聞いてみたい気がした。